上肢機能障害の等級

肩・ひじ・手首・手指などの上肢において、関節を動かしにくくなったり、人工関節などの治療を行ったりした場合に、関節機能障害として後遺障害が認定されることがあります。関節がグラグラしてしまう動揺関節、簡単に脱臼しやすくなる習慣性脱臼なども、関節機能障害の一種。このような障害が、後遺障害として認定されるためには、機能障害の原因となる器質的損傷があることが条件となります。まずは、事故時に骨折や脱臼などの器質的損傷が確認されること。症状が固定されるときには、機能障害の原因が確認できることが必要です。もちろん、その原因は交通事故でなければなりません。

上肢機能障害に関係する後遺障害等級は、1・5・6・8・10・12級と6種類あります。他に、手指の関節機能障害に関係する等級として、4・7・8・9・10・12・13・14級があり、等級認定は細かい範囲におよぶことがわかります。しかし、この細かさこそが、後遺障害等級認定の取得しにくさの原因。医師への痛みや不自由さの訴え方のわずかな差で、適正な等級認定を逃してしまう人もいます。早い段階で弁護士に相談していれば、医師への訴えなども弁護士に代理してもらうことが可能です。